
愛らしい外見とギャップのある性格
モモンガは、白い体、ふわふわのしっぽ、大きくつぶらな瞳を持つ、非常に可愛らしい外見のキャラクターです。しかし、その愛らしい見た目とは裏腹に、口が悪く、自己中心的で要求の多い性格を示します。自分の欲望に忠実で、「自分さえよければいい」という考えの持ち主であり、美味しい食べ物を独り占めしたり、時には他人から奪おうとしたり、唐突に無理な要求をしたりすることが頻繁に見られます。この「可愛さ」と「怖さ」のバランス、そして「ギャップ」が、モモンガの大きな魅力の一つとされています。
注目ポイント:
モモンガは、可愛らしく振る舞うことに執着しており、しばしば意図的に愛らしい仕草をしたり、わざと泣いてみせたりします。
ちいかわ・鎧さんとの関係性と「かわいこぶる」執着
モモンガは、特に「かわいこぶる」ことに熱心で、労働の鎧さんから注目や賞賛を求めます。鎧さんとの交流は長く、モモンガが初めて他人としっかり会話したシーンも労働の鎧さんとのものでした。モモンガは労働の鎧さんにだる絡みし、鎧さんは他のちいかわ族に迷惑をかけさせないために、しぶしぶ相手をしているように見えます。
一方、ちいかわはモモンガのことをはっきりと嫌っています。これは、モモンガが事あるごとにちいかわに嫌な思いをさせているためです(飴を落とさせたり、食べ物を取ろうとしたり、嫌なことを言ったり、噛みついたりなど)。モモンガ自身も、ちいかわを弱い存在だと考えているようですが、ちいかわの泣き姿は可愛いようで、よく真似をします。

「でかつよ」体入れ替わり説の真相に迫る
モモンガの登場初期から謎を匂わせる発言や描写があり、ファンの間ではその正体が「でかつよ」という、より大きく強い生き物と体を入れ替えたのではないかという説が有力視されています。
この説を裏付ける証拠として、以下が挙げられます:
- アニメ第22話で、魔女による体入れ替わりが描かれ、「ちいかわ」の世界で「体の入れ替わりが可能なこと」と「入れ替わりを望む者がいること」が示唆された。
- モモンガの初登場時(第25話)に「ついにやったゾ!!」「おもいっきりかわいこぶってやる」といった発言があった。
- 第27話で、でかつよがモモンガを追いかけ「返せッッ」と要求する場面が描かれ、「でかつよがモモンガに何かを取られたこと」が示唆された。
- 第48話で、でかつよが涙を流し、流れ星を見ながら「叶うかな…」とつぶやく場面があった。
- 第208話で、スロットで中身が入れ替わったちいかわたちに、モモンガが「そーんなところで入れ替わったって…なーんも変わりゃしないんだッッ!」と、入れ替わりに関して何らかを知っているかのような発言をした。
- 第211話で「こりゃなんとも物騒な…」「念のため壊しとくか」と言い、モモンガがスロットを破壊した。
- 粗野な性格にもかかわらず、「可愛さ」に固執している点も、入れ替わり説の根拠の一つとされている。
モモンガの魅力:矛盾が織りなす人気
その複雑で矛盾した性質にもかかわらず、モモンガはファンに非常に人気のあるキャラクターです。彼の印象的なセリフには、「イーヤーヤダヤダ」(第27話、68話、104話)、「しょっぱみがあって…うまッ」(第69話)、「この…状況を把握しきれない顔を見ろッ」(第132話)などがあります。これらのセリフは、モモンガの可愛さとふてぶてしさのギャップを際立たせ、多くのファンを惹きつけています。